「会釈」「敬礼」「最敬礼」

お辞儀に関するビジネスマナー

お辞儀は社会人の基本となるビジネスマナーです。
お辞儀にも種類やマナーがあり、その場に合った振舞いをすることが大切です。
正しいお辞儀の仕方を学んで相手とよい関係性を築く第一歩としましょう。

1) シーンに応じて「会釈」「敬礼」「最敬礼」を使い分けよう
立ってするお辞儀である「立礼」は礼の深さによって3種類に分類されます。
お辞儀の意味や使い方を理解し、場面によって使い分けられるようにしましょう。

会釈
会釈は軽いお辞儀です。上体を約15度前倒しにします。
廊下で上司や来客の方とすれ違うときや目が合ったときに使いましょう。
軽いあいさつですが、
立ち止まってゆっくりと頭を下げるとより丁寧な印象を与えることができます。

敬礼
敬礼は最も一般的なお辞儀です。腰から頭までを一直線になるように伸ばし、
上体を約30度前に倒します。
出社・退社時のあいさつ、来客者の出迎え、お茶だしの際のあいさつ、
など様々なシーンで使います。

最敬礼
最敬礼は最も丁寧なお辞儀です。
体を約45度前に倒し、目線は自分の足元を見つめ、深々と頭を下げます。
深い感謝や謝罪の気持ちを表したり、
冠婚葬祭など改まった場所であいさつしたりなどに使われる事が多いお辞儀です。

2) 美しく立とう
お辞儀をする際はまず、歩いている途中でもいったん立ち止まります。
背筋をしっかり伸ばし、足先はきれいに揃えます。
手の位置に関しては、女性は右手を左手でカバーして前で重ね、
男性は両脇に手をまっすぐ伸ばすスタイルが一般的です。
あいさつの言葉があるときはまず、あいさつをしてから腰から上半身を前に倒してお辞儀します。
体を起こしている間は相手とのアイコンタクトも忘れないようにしましょう。
また、謝罪やお悔やみでない限り明るい表情でいるように心がけましょう!

3) 和室では畳の上でお辞儀しよう
お辞儀は通常立ってするものですが、
和室の場合は「頭の位置」で関係性を測るので立礼ではなく、座ったままお辞儀をします。
この際、一度座布団から下座に降りて畳の上でお辞儀をすることがマナーです。
美しく正座し、両手を両膝の前に軽くついた状態でお辞儀しましょう。